変わる年金制度改正について⑤

query_builder 2021/06/14
不動産ニュース

こんにちは!
今回は変わる年金制度改正の最終回として
確定拠出年金加入要件の見直しについてお話したいと思います。
思いのほか長くなってしまいましたが、個人的にはとても調べて書いて…というかたちでとても勉強になったなあと感じています。


もう少々お付き合いいただけると嬉しいです!!


確定拠出年金制度は、スタート時、個人方の加入対象者は国民年金第1号被保険者(自営業やフリーランスの方ですね)と、企業年金制度のない第2号被保険者(会社員などの厚生年金加入者)に限られていました。

2017年1月に、企業年金のある国民年金第2号被保険者と国民年金第3号被保険者(専業主ふなど2号加入者の配偶者さん)に拡大しました。

個人型はiDeCo(2016年9月に愛称をつけられました)として皆様もうお馴染みですよね。


今回の改正
今回の改正では、企業型確定拠出年金(企業型DC)の加入可能年齢について、原則65歳未満だったものが70歳未満までに引き上げられます。
また、iDeCoについても加入可能年齢が60歳未満から65歳未満に引き上げられます。


受給開始時期についても選択肢の幅が60歳〜70歳までだったものが60歳〜75歳までに拡大されます。
前のブログに書いた繰り下げ受給と同様に75歳まで先延ばしできるわけですね!


また、現在は企業型DC加入者がiDeCoに加入するには、労使合意の上、企業型DCの掛金上限額をiDeCoの掛金上限額分引き下げなければなりませんでしたが、この要件が撤廃されこれまで加入できなかった多くの人が加入可能になります!
つまり事業主掛金からさらに加入者自身が掛けた分上乗せできるようになります。
ただし、企業型DCの事業主掛金とiDeCoの掛金合計額が55,000円以内に調整しなくてはならないところが要注意です。


これにて年金制度改正の解説は以上となります。
人生100年時代、ライフプランニングを行う上で年金はとても気になる制度。
少子高齢社会がすすむこれからも改正は進んでいくと思われます。
その度に改正する情報を確認し、年金だけでない投資などのプラスアルファの資産運用の重要性が増すことは否定できないでしょう。
私も勉強していかなくては!と思います!!
今日はこれにて!

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